Blogpost

としま会議 Vol.39 に参加してきたよ。

[vkExUnit_ad area=before]

先日、5/26日(日)に池袋の山田荘・くすのき荘にて開催されました「としま会議 Vol.39」に参加してまいりました。当日はまだ5月だというのに30度越えの真夏日。北海道の一部地域では39度を超えるインフルエンザとかの時にしか見ないような温度にまで達したという、会場もいろんな意味で「アツい」空間・イベントでした。

としま会議は2014年8月にスタートした、トークライブ&パーティー。豊島区在住・在勤者が95%の、ローカルコミュニティイベントです。ここにくれば、まちの新しいプレーヤーに会える。ここにくれば、まちに知り合いが増える。ご近所のみなさんはぜひご参加ください。

過去のアーカイブ(vol.28以降)は豊島区が運営するとしまscope内の特設コーナーにてご覧いただけます。
https://toshima-scope.city/column/toshimakaigi-column/

「としま会議」Facebookページより – https://www.facebook.com/toshimakaigi/

会場はどちらじゃ?

会場を調べると「くすのき荘・山田荘」と書いてあってどっちだろうと思ったんだけど、とりあえずくすのき荘らしいということで、最寄駅を勝手に「池袋」と設定。多分本当は「北池袋駅」が近かったんだろうけど、めんどくさいし多分行けるんじゃない?と思い込んだ結果、池袋駅から炎天下を1.5km徒歩で移動。歩くのは嫌いじゃないのでよしとする。

せっかく「まちづくり」的なイベントに参加するし、実は池袋に降り立つのは初めてだと思われるので、会場までの道中、道を見てみたり町並み・軒先をみてみたりするが、都会というよりかはどちらかというと松戸や柏、もしかすると船橋にも共通する「ベットタウン」のような雰囲気の方が感じられた。

普通に八百屋とかローソンショップ100とかあるし。

ただ、一本中道に入るとそこは都会(?)らしくとても狭い。車一台が通れるくらいしかなく一方通行の道が入り組んでいる。下町感があるといえばある。神社とかもその中にあったりしたし。
やはり車社会というよりかはどちらかというと公共交通機関(電車やバス)が生活基盤のメインになっている土地なんだなーと思ったり。

そんなこんなで到着した「くすのき荘」がこちら。

くすのき荘の前には可愛いリヤカー「足りなさ荘」が鎮座。

「色々と足りてない」ということで「足りなさ荘」

くすのき荘とは

1975年築の木造2階建。もともとは運送会社の事務所兼住居として使われていました。

1階の倉庫は天井が高く、2階の住居部分は、6畳が4部屋+キッチン、風呂、トイレという間取りです。東武東上線の「北池袋駅」から明治通りに続く上池袋のメインストリートに面しており、建物に隣接して広々とした防災公園「くすのき公園」の景色が広がります。
 
「くすのき荘」では、この立地と空間を活かして、10数名のメンバーでシェアして、仕事をしたり仕事の準備をしたり、イベントをする場として使います。

「くすのき荘」の入居者(メンバー)が、「くすのき荘」を仕事場の一つとして、家ではできない活動を行う場として使っていくことで、仕事をする地域、住んでいる地域とのネットワークが出来たら、と考えています。
また、管理人がここに住みながらメンバーに関わることで、「くすのき荘」の活動を地域に繋げたり、情報発信をするハブにしていきたいと思います。

かみいけ木賃文化ネットワークHPより引用 – https://yamadasoukamiike.wixsite.com/mokuchinnet/blank-3

というわけで、としま会議 vol.39スタート。

くすのき荘2Fのラウンジスペースには所狭しと近隣各所から集まった20名以上の人々が床に座ったり用意された椅子に座ったり。
幸か不幸か、空調設備がなんと扇風機のみということで、氷塊をたらいに置き、そこに扇風機からの風を当て、外からの風で風鈴を鳴らし、暑いながらも涼しげな感じで会はスタート。

普段なかなかお目にかからない氷塊での空調。悪くないもんですわん。

View this post on Instagram

いろんな意味でアツアツ

A post shared by jinki migita (@jim_stoic) on

主催者である中島さんより当会の趣旨についての説明を受ける。多分ではあるが、皆自分たちが住む場所のことや街のことだったり、思い入れのある人だったりいろんなことを考えながらこういうイベントに参加してるのかなーなんて考えながら僕も参加しているわけで。
僕の場合は、地域のプレイヤーを見つけるためにはどのように立ち回り動けば見つけることができるのかな。といったある種の動くための、生きるための「ヒント」を探そうと思ってイベントに参加したのかもしれない。

そんなこんなで登壇者のうち3名をピックアップして書いていこうと思います。

「はらぺこ満月」星さん

そんなこんなで一人目の登壇者。「はらぺこ満月」として演劇活動をする星さん。

星さんは、小さな頃から「何かと何かの”間”」に興味を持ち続けていたそう。まちづくりにも関わってきたキャリアを持つ星さんは、ある時から「まちを演劇的に観ていた」といい、演劇を“媒介”として、食とまちとの関係を辿るようになったのだそう。

偶然にもこの日の登壇者はみぎたとも(勝手ながら)共通項が多く、とても共感することが多かった。その場所がかつてこのように営みが繰り広げられて、そこにはきっとこんなストーリーがあったのだろう。時間と空間が紡ぎ出すストーリー、それが星さんの手によって蘇ったり、街の新しいストーリーとして記録される。すごく素敵な活動だなと思った。

市原でも同じことをしよう!ということではないんだけど、時と空間は勝手に流れていってしまう。それをどういう形でもいいから切り取って、後世に伝える。なんか後世に伝えるなんて書くと昔話とか仙人が言い伝えるみたいなそんな世界になっちゃうけど、自分たちが歩んだ記録のためにも、そういうことができたらいいなぁ。と、純粋に思った。

はらぺこ満月
▼Facebook page
https://www.facebook.com/HarapekoFMoon/
▼Twitter
https://twitter.com/HarapekoFMoon

としまワカモノ会議発起人・夏井さん

まず学生であるということで、としま会議始まって以来最年少の登壇者なのだそう。そして…

学生でホームレス経験者とか今まであった中で二人目だわ

肩書きとか経歴に「ホームレス」ってついてる人はだいたい強烈なキャラクラーとお持ちですが、こちらの夏井さんも例外ではありませんでした。ちなみにFacebookもTwitterもこの「ホームレス」というキーワードが入っているものが一番リアクション良かったりしました。笑

ホームレスといえば響は悪いですが、今で言うところのアドレスホッパー的な感じなんじゃないかなと思ってます。アドレスホッパーであるがゆえにフットワークの軽さがあったり、発想や感受性の高さがあったり、人それぞれですが、行動力がすごいと言うことだけ言っておきましょう。

さて、そんな夏井さんですが、「としまワカモノ会議」や「no roof」と言うシェアハウスの運営をされていますが、しっかり地元のことを研究・考察されていました。

急いで書いてツイートしたので字を間違ってますが、要するに「流入してくる若い人口は多くいるのに、全然定着しない」と言う構造があると言うことを言ってます。

多分、大学を持っている地方自治体では似たようなことが言えるんじゃないかなと思います。地方にある大学だからこそ、若い人口が多くいるんだけど、卒業すると地元に帰ってしまったり、勤務先の都合で別の場所に移ってしまって、結局人口増のままキープには至らない。

市原を振り返ってみると、案外地元に愛着を持っている人って一定数以上いるんだけど、地元で何か商いを成そうとする人はあんまりいないように見える。いや、僕が知らないだけど、結構そう言うことをやろうとしている人がいるのかもしれない。
知らないからこそ、Co-satenと言うコワーキングスペースを立てて、コミュニティの拠点とすると言うことで今動いているんだけど、それについてはまた今度語るとして。

若い人が集まって一つのプロジェクトを起こす。まだ種を巻き始めたばかりだから、この先にまちづくりリノベーションやエリアリノベーション、ベットタウンとしての街ではなくて「街に住む」と言う意識を持つ。などのシナジーがこの先に生まれてくれれば。と夏井さんは語る。

グゥわかる。笑

▼としまワカモノ会議
https://www.facebook.com/ToshimaYouth/

「コレデイイノダラジオ」のパーソナリティ・巣内さん

巣内さんはデザイナーとして活動をしているがこの春、豊島区初のブルワリー誕生とともに、にわかに注目を集めているNishiikeMart【西池袋マート】をスタート。この場所で、リスナー参加型の「コレデイイノダラジオ」というコミュニティラジオ局が生まれた。西池袋、要町、椎名町エリアの魅力の再発見、街の内外の人同士の交流、文化的サロンを目指して、個性豊かな街のプレーヤーたちをゲストに、現在4つのチャンネルを運営しているとのこと。

何を隠そう、みぎたも一応、市原FMというコミュニティFM局で高校生の時に3年間ラジオ番組のパーソナリティとして活動していたこともある。

今となってはいい思い出( ˘ω˘)

ブルワリー・ギャラリー・そしてラジオの機能を持つNishiikeMart。Co-satenもまさ色々な要素が交差して新しい何かが生まれるような、そんな空間を願って作った。

まさにこうなったらいいなーと思いながら聞いてた。自分がメディアを持っていたからこそ思っていたことなのかもしれないけど、何か情報発信をし、それを誰かが受信をし、受信した人が何らかの形で発信をして。水面に浮かぶ波紋のような連鎖が、人と人が交差した瞬間に生まれたり、コミュニティラジオなどの媒体を通して生まれたり。

またこれもすごく共感できる。先述の通り、自分タイの文化や思いをアーカイブさせる。史前ではできなかったけど、いろんなメディアや媒体などが発達しまくってる現代だからこそできるし、やったほうがいい。僕の中でそのエビデンスになる部分はまだ掴めてはいないけど、直感でこれはやったほうがいいと思っているし、それを高校生の頃から思い続けているのは間違いない事実。

▼NishiikeMart
https://www.facebook.com/nishiikemart/

現実に戻る

はてさて。市原に戻り、僕はCo-satenというコワーキングスペースを運営しているわけですが、ここもいずれは人々が行き交い、コミュニケーションが多く交わされる空間になればいいなと。

としま会議のように「いちはら会議」もやろうと思っています。ただ、としま会議のように地域のプレイヤーを探し出すことができるんだろうか。39回やってるってことはすでに195人もプレイヤーを見つけている中島さんのようになれるんだろうか。

不安は尽きないし半信半疑だし。でもそれって案外どうにかなるんじゃないのかな?とかも思ってたり。

兎にも角にも、街にダイブ。続きはまた今度。

Follow me!

[vkExUnit_ad area=after]
PAGE TOP